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ホルモン剤を投与するとがん発症リスクが上がるのは本当なのか

    

ご存知の方も多くなりその認知度も高まっている「ホルモン補充療法」。これは、症状にあわせて必要であればホルモンを投与し症状の緩和や改善を目指すものとなっています。副作用についてもいくつかありますが、中には「がん発症のリスク」ということが言われています。

はたして、それは本当なのでしょうか。そしてホルモン剤とどのような関係性があるのでしょうか。

■リスクがあるのかについて
リスクという部分については「ゼロではない」ということがいえるでしょう。女性ホルモンを投与することによって、乳がんの増殖スピードもまたあがってしまう可能性があるともいわれています。

■医学的な根拠について
アメリカで行われた臨床実験においては、乳がんリスクは「2倍」にあがるという結果になっています。この部分だけ切り取ると、不安だ・ホルモン剤は投与しないほうがよいのではないかと思われるかもしれません。しかし、この研究は「5年以上にわたって継続的な投与を行った場合」という条件の下におこなわれているのです。

医療現場に目を向けていると、このようなリスクを考慮したうえでホルモン補充療法が実践されているのです。ですから、リスクという点においては実際に降りかかるということはないといってよいでしょう。

■再発の可能性について
過去に乳がんを患った経験がある・手術経験があるという場合においては、再発へのリスクが高まることにより投与期間にかかわらずホルモン投与が出来ないという場合もあるでしょう。症状にあわせて、ホルモン補充治療に変わる措置がありますので、別のアプローチによって緩和改善を行うこととなるでしょう。

■リスクについて知ること
こうしたリスクについて正しい知識を持つことは非常に重要なことですので、認識をしておくとよいでしょう。